映画と料理と日常生活の事に付いて書いています


by salsalgod
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ぼくを葬る

フランソワ・オゾン監督の作品である。これでおくると読む。これはある30代のゲイの男性が手遅れのがんを告知されるところから始まる。自暴自棄になる青年の気持を淡々と綴っている。青年には恋人がいる。彼とも別れるが最後にもう一回寝て欲しいと言う。でも相手はその気がない。それでもそれを受け入れる青年。
そしてある女性とは男性が不妊だからと言う事で寝てくれないかと言われる。彼とは務めている喫茶店で話したのがきっかけだった。当然ゲイなので子どもが嫌いだからと最初は断るが、恋人と別れた後にまだ遅くなかったらと言う事で夫を交えてセックスをする。そして無事妊娠する。いつでも電話をかけてねと女。子どもが動き出したらお腹を触りたいから電話を欲しいと言う男。そして彼は頭を自ら刈って海辺に行く。そして寝転んでいるとボールが飛んできてそれを渡す時彼はその子に昔の自分をだぶらせる。そしてまた横になって涙を流す。
夕暮れ人々が家路に付こうとしているのに青年はまだ横になっている。私はあのまま息を引き取ったのだろうと解釈した。それでよかったのかもしれない。彼は医者にきつい治療はしないと言う。どうせやっても同じからだと。
しかしお婆ちゃんからは私の為に治療をしてと言われる。そのお婆ちゃん役をジャンヌ・モローが演じている。
なかなか味わい深い演技である。この映画は死を通して青年がどう生きようとしたかを描いている。どこか胸に来るものがあった。こんな映画を撮るオゾンはやはりただものではない。
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by salsalgod | 2009-12-22 14:58